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2017年7月12日 (水)

藤井四段31勝目(デビュー以来)

 藤井聡太四段が,加古川青流戦トーナメントで,都成竜馬四段と対戦しました。すでに2勝している相手で,早くも3戦目です。藤井四段は後手で,先手の都成四段がゴキゲン中飛車戦法を採用しました。藤井四段は途中押し込まれた感じで,玉を上部に引っ張り出され危ない感じにみえましたが,後手玉を1筋から攻めて,最後は見事に勝ちきりました。完勝したという感じではありませんでしたが,なかなか相手に決め手を与えず,相手が隙をみせたところで一気に襲いかかるという,まさに勝負師の将棋をみせてくれました。これで31勝目です。今期の成績でいえば,21勝1敗です。もちろん断トツの好成績です。
 棋聖戦は,羽生善治三冠が,挑戦者の斉藤慎太郎七段に勝って,3勝1敗で防衛です。最終局は,あまり見せ場がなく,羽生棋聖の完勝だったのではないでしょうか。先日のNHK杯では,松尾歩八段相手に,電撃的な逆転勝利をあげた斉藤七段でしたが,羽生相手には,力が発揮できなかったですね。一連の若手の挑戦のなかでは,斉藤七段が羽生三冠にいちばん歯が立たなかった印象を受けました。
 わが谷川浩司九段は,新しくタイトル戦に昇格した叡王戦の段位別予選の九段戦に登場し,南芳一九段と対局しました。かつては何度もタイトルを争った黄金カードである谷川・南戦も,最近では,ほとんど話題にならなくなりました。この将棋は,飛車を振った後手の谷川九段が穴熊にするという展開です。じっくりと相手の攻撃を待ったうえで,一気に逆襲して,久しぶりに谷川九段らしい切れ味のある快勝譜でした。やっぱり谷川九段には,こういう将棋を指してもらいたいです。

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