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2017年6月10日 (土)

藤井聡太四段25連勝

 藤井聡太四段が,6月7日に3連勝し,本日2連勝して,あっというまに25連勝となりました。いよいよ28という大記録が視野に入ってきました。これは対局する相手も責任重大ですね。都成竜馬四段は21連勝目の相手であり,そして本日25連勝目の相手にもなってしまいました。都成四段としては2回も負けるのは悔しかったでしょうが,どちらの対局も完敗でしたね。とくに本日のほうは,途中で形勢は明らかに悪く,最後は無駄な抵抗をしていたようにみえたのは,ちょっと痛々しかったです。それだけ藤井四段が強かったということです。
 ただ22連勝目の坂口悟五段戦は,危なかったです。途中まで藤井四段が優勢でしたが,攻め損なって形勢が逆転し,最後は必敗となっていました。ところが138手目に坂口五段の大悪手があり,そのまま坂口五段の玉が詰んでしまいました。簡単な3手詰めです。壮絶な頓死です。素人でもわかるミスでした。残り時間がなかったからでしょうが,藤井四段には運も味方しました。この対局以外は,ほぼ完勝です。
 テレビでも,藤井四段や将棋のことをとりあげる番組が増えてきました。経済効果も生んでいるようです。多くの人が将棋に関心をもってくれればうれしいです。加藤一二三のようなテレビ向きの強烈なキャラクターの人もいますしね。それに,AIブームにも乗っています。もはやAIとプロは対決するのではなく,プロもAIをどうとりこみながら,私たちに将棋を楽しませてくれるかという次元に変わりつつあると思います。
 それでも人間同士の対局はやはり面白いです。名人戦が終わり(佐藤天彦名人の4勝2敗での防衛),A級順位戦が始まりました。久保利明王将と三浦弘行九段という因縁の対局ですが(三浦事件のきっかけとなったのが三浦・久保戦でした),久保王将が勝ちました。こういう対局って久保王将にはやりにくいのではないかと思うのですが,実際に対局が始まると関係ないようですね。 そのほか,佐藤康光九段と渡辺明竜王は渡辺勝ち,羽生善治三冠と広瀬章人八段は羽生勝ちでした。大本命の渡辺竜王と羽生三冠が好発進です。

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