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2017年5月 6日 (土)

所有しないライフスタイル

 今朝の日本経済新聞で,経団連の榊原会長が,最近の若者について,「1番が節約,2番が貯蓄。海外旅行やテレビ,車を買うとは誰も言わない」と嘆いているという記事が出ていました。
 たしかに,最近,若者が車を買わなくなっているそうです。レンタルでいいと思う人が増えたみたいです。自動車には移動,所有,体感という価値があるそうですが,所有は別にいらないということでしょう。所有権のもつ,使用,収益,処分のうち,使用できれば十分だということです。
 ちなみに私は運転免許すらもっていないので,レンタルもできません(免許証がないので本人確認の証明はパスポートか健康保険証です。せっかく”苦労して”マイナンバーカードを取得したのに,本人確認で使えない場合が多いのは困りものです。パスポートの住所なんて手書きですし,健康保険証は写真もないのに,どうして証明力があるのでしょうかね)。
  マイカーはなくても,タクシーに乗ることによって,自動車のもつ移動と体感の価値は味わえます。所有にともなうコストや運転にともなうリスクを考えれば,タクシーで十分です。最近は健康のことを考えて,できるだけ歩くことも考えていますので,自動車はますます不要です。そうなると轢かれる危険だけがあるということで,早く自動運転を実用化してもらいたいものです。
 不動産となると,もっとこのことがあてはまるでしょう。所有することを夢だと思う人も多いでしょうが,所有することのリスクやコストを冷静に考えると,ほんとうに得かどうか難しいところです。無収入になったときに備えて不動産をもっておくと安心でしょうが,それならうちの父のように介護ケアつきシニアマンションを購入しておいたほうがいいでしょう。
 若者と違い,私は海外旅行など「コト」消費には関心がありますが,そのための節約というか,無駄な出費の抑制はしています。最近も携帯電話の契約の抜本的な見直しをしました。地元のAUショップが,店内に3分も居られないくらいの最悪の環境で(音楽が3曲くらい大音量で同時に流されていて気分が悪くなるのです),ついに愛想をつかしました。長い待ち時間は本を読みながら過ごしたいのですが,それがかなわないようなショップを放置している会社はダメです。ショップを使わないならネットの格安Simで十分です。ということでFreetelにあっさり乗り換えました(AUのMNPの担当者はさわやかで感じがよかったですが,携帯ショップの改善のほうこそ必要でしょうね)。電話の節約も考えて,Smartalkにも加入しましたが,これだって親しい人の間では無料のLine電話で十分なので,実際にはほとんど使わないでしょう(固定費はありません)。その分,端末には金をかけるという選択です。良い端末のほうが,アプリも使いやすくなり,コト消費が充実します。
 オジサン世代でもこうですから,若い人はもっとそうなのでしょう。
 ちなみに,リアル世界での所有に関心をどんどん失っている私は,昨年から大規模な断捨離も断行しました。それでも,邪魔になっているのは,紙です。膨大な量の無駄な紙が研究室では積み上がっています。だから,最近の紙媒体廃止の動きに大賛成です。書類大好きの役人さんも,トップのほうから意識を変えてもらう必要があります。紙で送られてもスグに捨てますし,送らないように頼んでいます。どうしても必要なものは,PDFファイルの電子メールでお願いしますと頼んでいます。新聞も今年から紙媒体のものはやめて電子版だけで,それで何も不便はありません。本もKindleで買えるものは,Kindleで買っています。もちろん確定申告もe-taxです。銀行の通帳もありません。それでも片付け下手な私は,まだモノにあふれているのですが……。

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