« 百田尚樹『夢を売る男』 | トップページ | 説明義務 »

2017年3月 8日 (水)

菅野和夫『労働法(第11版補正版)』

  菅野和夫先生の『労働法』(弘文堂)の第11版の補正版が出ました。 いつもお送りいただきどうもありがとうございます。
 第11版が出たのが,2016年2月なので,いま補正版が出るということは,その間に多くの立法があったことを示しています。
 雇用保険法,育児介護休業法,高年齢者雇用安定法,男女雇用機会均等法等の改正がありました。また外国人技能実習法の制定もありました。いわゆる労働市場法の分野の立法がとくに盛んです。
 判例よりも立法の時代となり,これからは労働法の体系もダイナミックに見直されていく必要があるのかもしれません。今年も(あるいは今後何年かのうちに)労働契約法や労働基準法の改正がなされる可能性があります。菅野労働法が,改訂・補正がなされている間に,私たち後進の者が次世代の労働法の構築の準備をしておく必要があるのでしょうね。
 それにしても最近の学生は,菅野先生の教科書が1000ページを超えているのを見て,それだけでひるんでしまいます。労働法で何か語ろうとするならば,少なくとも菅野労働法を読んでおくことは最低限必要です。と偉そうなことを言いながら,私自身,最近は,先生の改訂スピードについていくことができず,関心があるところだけのつまみ食いなので,あまり偉そうなことは言えないのですが。

|

« 百田尚樹『夢を売る男』 | トップページ | 説明義務 »

読書ノート」カテゴリの記事