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2017年2月12日 (日)

内藤了『ON猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』

 内藤了『ON猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』(角川ホラー文庫)を読みました。いきなり女児の惨殺シーンが出てきて,読む気が失せそうになりました。抜群の記憶をもつ猟奇犯罪捜査班の藤堂比奈子は,異常な死に方をした何人かの被害者に,共通点があることをみつけだします。犯罪者であった者が,自分がかつてやった方法で死んでいるのです。自殺か,それとも被害者の復讐か。しかし,どうもそのどちらでもありません。一方,冒頭の女児殺人は未解決のままになっています。そんなとき,比奈子の同僚の仁美が殺されます。捜査のなかで一人の男が浮かびあがってきます。その男は,母親を殺した過去があり,精神科のクリニックに通って治療をしていました。そのクリニックでは,恐ろしい研究がなされていました。人工的に脳腫瘍を起こし,脳内のスイッチをオンにすると……。複数の殺人事件が交錯するミステリーでもあります。
 こうした殺人方法が医学的に可能かどうかわかりません。この作品はドラマ化されているみたいであり(私は観ていませんが),たしかに視覚化してみたほうが面白い作品なのかもしれませんね。エグいですが。     ★★★(ちょっと甘い評価かも)

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