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2017年1月21日 (土)

人工知能と人間社会に関する懇談会

 昨日の会合で終了しました。リアル出席が今回を含めて2回,WEB出席が2回,欠席が2回でした。一つ残念だったのは,WEBでの参加がやりにくかったことです。事務局の方の手を煩わせて,skypeを通しての参加だったのですが,委員数が多いことなどもあり,会議の状況がつかみにくかったです。WEB参加のやり方は,各役所で違うので,早く全省的に取り組んで,技術を磨いていってほしいですね。
 さて今回は鶴保庸介大臣(内閣府特命担当大臣)が冒頭の挨拶だけに参加され,その後は,報告書案をめぐる意見交換でした。構成員の多くは肯定的な評価をしていましたが,私はあまり身内で誉めるのもどうかと思い,多少,問題点も指摘しました。ただ全体的には,内閣府という,実権はあんまりないが,逆にフットワークが軽く横断的に政策提言できる立場にある役所ならではの報告書になったと思っており,事務局や座長の原山優子先生のご努力には敬意を表したいと思っています。
 人工知能の発達については,私は一国民としてとても楽しみにしていますし,さらに日本の経済や科学の国際競争という点からも,人工知能技術の研究や開発にもっと力を入れてもらいたいと思う反面,雇用についてはあまり楽観的にならず,何もしなければ大変になるという警戒心をもって,できるだけ迅速かつ的確に政策的対応をしていくべきであると考えています。そういう気持ちから,『AI時代の働き方と法-2035年の労働法を考える』を弘文堂から上梓しました。
 内閣府の報告書案は,AIの倫理的観点にフォーカスをあてており,そこは日本としてのAIをめぐる政策論議の総論的な意味をもっているのだと思います。そして,各論については,今後,AIを含め情報通信技術の活用による社会への影響という点は総務省が担当し,そのなかのとくに雇用や労働の面については,経産省と厚労省が,さらに初等中等教育のなかでの職業教育との関係では文科省も連携して取り組んでいくことになるのでしょう。
 私としては,いろいろ学ぶことができ,貴重な経験となりましたし,とても楽しかったです。構成員に入れていただいたことに大変感謝しています。

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