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2016年12月16日 (金)

Yahooニュース特集に登場

 2年前くらいに韓国の新聞のインタビューを受けたときのことがYahooにアップされたことがありましたが,今回は,正面からYahooのインタビューを受けて,昨日アップされました(http://news.yahoo.co.jp/feature/460)。「『過労自殺』どうすればなくなるか」というテーマです。私以外に,全国過労死を考える家族の会の代表の寺西笑子さん,直木賞作家の石田衣良さんと並んで登場しています。
 私は労働時間についてはマスコミ的には二つの顔があるのでしょう。一方では労働時間の規制強化派,他方ではエグゼンプション派です。前者のほうでは,かなり強硬な規制強化論者のつもりで,今回のような企画に登場しても個人的に違和感がありません。
 私に声をかけてくれたライターの方は,私の見解の両面性をよく理解していたようで,そのうちの規制強化を,今回のテーマ(第2電通事件がきっかけ)に合わせて紹介してくれました。ほんとうは,もっと多くのことを語っていたのですが,字数の制限上カットされたのは少し残念でしたが,個人的にはインタビューの時点では,話したいことは十分に話すことができたので,そこですでに満足しています。
 それにしても,最近,プロのカメラマンに撮ってもらうことが増えてきて,写真嫌いであった私にも変化があります。以前はかなりいやがっていたのですが,今年は大きな転換点となりました。自分のHPにも写真を載せました(プロの方の撮影です)し,今回もそうです。実物が悪くても,プロの技量でそこそこ改善できると知り,面白くなってきたのです。ただ,雑誌などで,編集者がスマホで写真撮影したものが載せられてしまったこともあって,これは困ります。今後はこうしたもの強く断ることにします。ちなみにマイナンバーカード用には面倒なので自撮りした写真を使いましたが,これは最悪でした。刑務所で撮影したような写真(刑務所に入ったことはないですが)で,誰にも見せられません。
 ところで話を戻すと,新聞情報では,自民党の働き方改革特命委員会が,中間報告を発表し,絶対的上限やインターバル規制を提言しているとのことでした。誰か良いブレインがいるのかわかりませんが,この情報をみるかぎりは,よく頑張っている感じがします。
 一方,今朝の朝刊で大きく出ていた同一労働同一賃金のガイドラインはダメですね。新聞では,「深夜・休日手当は同じ割増率に」となっていましたが,これは正社員が法定率より高い割増率をもらっているということが前提になっているはずで,そうすると正社員の割増率を法定の率に引き下げるということが増えるのは容易に想像できます。まともな企業はそんなことはしないということかもしれませんが,政府の場で意見を発するような経営者は優良経営者であって,その相場感で労働法のことを考えていくと,とんでもないことになります。同一労働同一賃金なんて本気でやっていくと,正社員と非正社員をより隔絶した業務に区分けして同一労働とならないようにすることが増え,格差はより広がるでしょう。優秀なパートであれば,景気がよく人手不足になれば,ほおっておいても処遇が上がります。法的介入は,そういう市場メカニズムが働かないところに強制的に作用するものなので,そうなると経済界はこれに反発して,法の趣旨とは異なる影響が生じてしまうのです(ガイドラインだから強制力がないということかもしれませんが,何らかの強制を働かそうとするかぎり同じことです)。格差是正にしろ,景気浮揚にしろ,やろうとすることは正しくても,やり方を間違うと失敗します。賃金への介入は劇薬であり,そして労使自治を崩壊させかねない危険な遊戯ですね。こちらは誰かよいブレインをつけてあげなければと思いますね。

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