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2016年12月13日 (火)

ルミナリエ

 ルミナリエは,おとといの11日が最終日でした。神戸では,ルミナリエをもう止めようという声が徐々に高まっています。
 実は,今年はルミナリエが2日に始まることが事前にわかっていませんでした。地元では,それだけ盛り上がりに欠けていたと思います。どうも規模も予算も縮小傾向にあり,要するに「ショボく」なってきているのです。それにルミナリエ開催中は,地元の商店は客が入らなくなるので,ルミナリエに隣接する商店などはあまり喜んでいないという声も聞こえてきています。鎮魂という趣旨があるので,大きな声で反対論を出にしくいでしょうし,神戸の名所になっているので,ネガティブなことを言うと,非国民ならぬ非市民と言われそうなムードもあります。たしかに,懸命にこのイベントを支えている人の努力は頭が下がりますが,ただ,もうそろそろ限界ではないでしょうか。
 まず鎮魂というのなら1月17日前後にやればいいのであって,12月にやる必然性はありません。現在では,クリスマス前のたんなるイベントになってしまい,鎮魂の気持ちをもった人たちがどれだけ集まっているか疑問になってきています。そうなると,周辺の人が困っているような状況のなかで,規模も縮小しながらやるほどのことでしょうか。それでも多くの人が来ているイベントなので,一部の商業施設や鉄道会社としてはウエルカムなのかもしれませんが,協賛企業が減ってきていることもあり,収益的にも厳しくなってきています。
 観光客が多くて事故防止のためであることはわかるのですが,ものものしい警備や,窮屈な歩行も,あまりいい気分はしません。震災後の暗闇を経験した者にとって,あの電飾の素晴らしさに感動するということはありますが,だからといってこの行事をいつまでも続ける必要があるかは疑問です。地震は日本全国で起きています。そのたびに停電もあり,別に神戸だけのことではなくなっています。
  私たちは,もっとお金がかからず(税金も投入されているのです),地元にも迷惑がかからない形で,シンプルな鎮魂のあり方を模索すべきです。地震からの教訓は,こんな派手なものではなく,生きていてよかったという実感を感じることの素晴らしさであり,そうしたものはもっと静寂な場所のなかから生まれるのではないでしょうか。ものものしい警備のもとで,バリケードに囲まれながら歩行するというのとは,ちょっと違う感じがします。
 神戸の名所になったのでもったいない気もしますが,今年で最後にして,新たな発想で企画を考え直したほうがいいでしょう。

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