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2016年10月 7日 (金)

同一労働同一賃金ブーム

 愛知県経営者協会から,「同一労働同一賃金に関する本会の意見」という文書が送られてきました。 この6月に同協会の「労働法制委員会」で各企業の人事担当者向けに「同一労働同一賃金」のことをテーマに話をしたことがあります。実は,そのときの依頼は,この原則が法制化されればどういう対応が必要か,ということだったのですが,私は反対論者なので,なぜこの原則がダメかということを説明する話が中心になってしまいました。依頼に応えていなかったのですが,講演後はそれなりに理解していただいたのではないか,という感触がありました。それと直接関係はないでしょうが,経営者の方はこの原則の法制化に諦め気味だったのが,抵抗する余地があると考えられたのかしれませんね。
 8月にも大阪弁護士会館で,同一労働同一賃金についての話をしたのも,このブログで紹介していたと思います。このときは大きな会場でしたが,たいへん多くの人が集まり熱心に聞いてくださり,私の消極論を聞いてもらいました。
 そして再び名古屋です。今年は3月には愛知労働協会でも講演をしていて,名古屋づいています。10月14日は社会保険労務士会の中部地域の研修で,再び名古屋に行きます。ここでも非正規雇用のことが中心で,同一労働同一賃金のことは当然テーマになるでしょう。
 さらに11月には,兵庫県の経営法曹や労働委員会の使用者委員の方向けに,このテーマで講演することになりそうです(これはおそらく非公開)し,12月2日には,神戸大学ジャンモネ・ワークショップで,ジャーナリスト向けに,このテーマで講演します(場所は大阪梅田にある神戸大学のオフィス)。近いうちにプレスリリースがあるはずです。
 こう書き出しただけでも,いろんなところから依頼があって,さらにまだあるかもしれません。ただ私は反対論者なので,もしほんとうに法律が通れば(考えにくいですし,通ったとしても尻抜けになっている可能性が大でしょうが),このテーマでの依頼は来なくなるでしょうね。
 ところで,日経新聞の経済教室は,一昨日から,このテーマで3人の連載があり,水町さんが入っているのはいいのですが,あとの経済学者2人の方はともに肯定論者であり,これはバランスが悪くないでしょうか。やはり否定論者もしっかり入れておかなければ,偏っていることになります。やはり日経新聞は,経産省寄りなのでしょうか。

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