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2016年8月 9日 (火)

やはりオリンピックはいい

 労働法の関係者のなかには原稿の債務に苦しんでいる人が多いのではないでしょうか。私も多重債務に陥っており,自己破産したい誘惑にかられています。債務という例が悪ければ,何打数もヒットがでないスランプという感じでしょうか。かつて似たようなスランプがあって,そのときのことは,拙著『労働の正義を考えよう-労働法判例からみえるもの-』(有斐閣)の「過労による健康障害について考えよう」の章(177頁以下)でも書いています。編集者や編者には怒られるかもしれませんが,健康第一です。くれぐれも無理をしないように。
 スランプがあっても,その後で素晴らしい成果がでればいいのです。イチローも3000本が出るまでは,残り2本で停滞しました。産みの苦しみです。オリジナリティのある原稿なんて,そう簡単に書けるものではありません。苦しんで苦しんだ末に生み出されるものです。オリジナリティのない原稿ならすぐに書けるかもしれませんが,そのようなものはあまり意味がなく,あえてやりたいことでもありません。イチローの3000本とはレベルが違いますが,どんな些細な点でも自分らしさを出したものを書くというためであれば,時間を惜しまないことにしています。
 オリンピックも,成績を出すために苦しんでいるところがいいです。楽しみたいと言っている選手も,それは成績を出すための苦しみの裏返しだと思っています。今朝まで,柔道の日本人選手はすべてメダルですごいことです。これだけ多くの国で柔道がされていて競技人口が増えているなか,安定してトップ4(銅メダルは2個)に入っている実力は賞賛に値します。選手の志も高く,競技者としての美しさを感じます。柔道は判定で微妙なものがあるのがイヤだったのですが,このオリンピックは比較的納得いく判定が多い感じがします。これからの重量級もメダルはともかく,美しい柔道をみせてもらいたいです。
 競泳の池江璃花子選手は泳ぐために日本新記録で,若さっていいなと羨ましくなりました。400メートル個人メドレーは,陸上の十種競技のようなもので,水泳のチャンピオン決定戦でしょう。それで金と銅を日本人が取るとは,考えられないような快挙です。萩野選手,瀬戸選手,引き続き良い泳ぎをみせてください。
 世界最高峰で戦っているアスリートをみていると,原稿なんてとても小さいことで,そんなことも克服できずにどうしているのかという気になりちょっとブルーになりますが,その一方で,彼ら/彼女らから力をもらっています。ということで,これを口実に,原稿がどんなに遅延しても,寝不足になっても,オリンピックはみることにします。昼間は高校野球ですね。

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