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2021年4月 2日 (金)

宴会はやって大丈夫なのですね?

 一昨日の菅首相の記者会見で驚いたのが,記者から,「まん延防止等重点措置」がうまくいかなかった場合に,緊急事態宣言を再度発する予定はあるのか,という質問に対して,そういうことにならないように努力するという発言で押し切ったことです。うまくいかない場合のことを考えて,どういうプランがあるのかについて説明してもらいたかったのに,そういう発言がなかったことは,この人は失敗をしないことを前提に危険に突進してしまっているのではないか,という疑問が出てきました。こういう無謀なリーダーが,どれだけ危険かは歴史をみれば明らかです。いずれにせよ,この首相には,国民に向き合って誠実に答えるという姿勢が根本的に欠けています。こんな人がコロナの司令塔であっては困ります。残念ですが,即刻辞めてもらうべきでしょう。私は,あまり軽々しく,辞めろ辞めろというのはよくないと思っていますが,コロナの問題はちょっと違います。国民の命や健康がかかわっていることなので,きちんとした人にリーダーになってもらわなければ困るのです。
 厚生労働省の宴会問題も論外です。この役所にも立派な人はいると信じたいですが,組織が緩んでいるのでしょうね。この問題については,国民が我慢しているのに,自分たちだけ大人数で遅くまで宴会するのはズルいというような見方もあるのですが,むしろ大人数で遅くまで宴会しても大丈夫という間違ったメッセージを出してしまったことのほうが,罪が重いように思います。厚生労働省の役人だから,感染のリスクのことはわかっているはずです。1回くらいの歓送迎会なら,たとえ23人集まっても,また夜中までやっても,大丈夫というメッセージを国民に与えてしまったのです。国民は,花見もできない(実際には桜の下で三密が起きていますが),歓送迎会もできないということにフラストレーションをためています。心のなかには,ちょっとくらいなら大丈夫ではないか,という気持ちがあるので,そこにうまい大義名分があれば,それを口実にして,どうしても緩んでしまいます。緊急事態宣言の解除は,そうした大義名分となってしまいました。そして,厚生労働省の役人もやっているということも,大義名分になりかねないのです。
 神戸市は,全国的にも,かなり危険な状況にあるにもかかわらず,少なくとも窓からみえる昼間の風景は,コロナ前とほとんど変わりがありません。さすがにマスクはほとんどの人がしていますが,老若男女を問わず,人混みは変わっていないようにみえます。これでは感染はなかなか下火にならないでしょう。ワクチンもいつ順番が回ってくるかわかりませんし,こうなると,もう1年は辛抱という覚悟をもつ必要がありそうですね。もちろんオリンピックをやるなんて正気の沙汰ではないでしょう。

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