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2021年4月 4日 (日)

高橋賢司他『テキストブック労働法』

  高橋賢司・橋本陽子・本庄淳志『テキストブック労働法』(中央経済社)をいただきました。お気遣いいただき,ありがとうございました。とても爽やかな装丁ですね。著者3人の組み合わせは,私には意外な感じですが,どういう接点があったのでしょうね。編集者の露本さん(私は,解雇,労働時間制度,非正社員の『改革』3シリーズを出すときに,お世話になったことがあります)が,引き合わされたのでしょうかね。もちろん3人は,ドイツ法を専門としており,そこに共通性があります。橋本さんと高橋さんは,橋本編『EU・ドイツの労働者概念と労働時間法』(信山社)に高橋さんが参加していますね。
 3人は,それぞれ解雇,労働者概念,労働者派遣のエキスパートであり,どちらかというと専門書執筆タイプのように思われるのですが,分担して概説書を書くということで,そこからどういう相乗効果が出るのか楽しみです。ただ概説書となると,腕のうるいどころがあまりないのも事実で,本書でもどうも「コラム」あたりで独自色を出すということにしているのかな,と思いました(概説書としてはややマニアックな外国法の話が出てきたり,団体法の箇所のコラムで団体法に関係ない話が出てきたりで,コラムはかなり個性的です)。
 3人で知恵を結集させることにより,穴のない穏当なものとなるのが共著のメリットでしょうね。私の『人事労働法』(弘文堂)のように,一人で書いて自分の個性を縦横無尽に出してしまっている拙著とは対照的な感じです。

 

 

 

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