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2021年3月17日 (水)

退職はやむなしだが

 総務省の接待問題で退職した谷脇康彦氏の名前を,どこかでみたことがあると思っていたら,少し前に読んだ『サイバーセキュリティ』(岩波新書)の著者でした。テレワーク関係のものを書いているときに,サイバーセキュリティのことを少し調べたいと思って入門書的なものを探していたときにたどりついたのが,この本でした。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)のことも,この本で知りました。行政の専門家の書いたものなので,内容は正確ですが,加えて,読みやすいものでした。今回,こういうことで,つまずいてしまったのは残念なことです。でも退職はやむなしでしょう。
 ところで「意見交換」という便利な言葉は,いつごろから使われているのかわかりませんが,意見交換という表現をすると,仕事のニュアンスが出てくるので,都合がよいようです。私は多人数の意見交換会というものは何度か経験がありますが,そこでは,必ずアルコールが出てきますね。これって飲み会ですよねと関係者に言うと,いやな顔をされます。私は意見交換会なる飲み会では,場をわきまえずに(森元首相に叱られるタイプでしょう),おしゃべりをしてしまいますし,お酒が入ると記憶がほとんどないので,他人の意見は覚えておらず,これでは意見の「交換」となりません。おまけに余計なことまで喋ってあとで後悔することもあるので,そういう席には極力行かないことに決めています(いまはコロナでそういう機会はそもそもありませんが)。
 高級官僚になると,意見交換の場の飲食の値段も桁違いのようですね。とくにワインで高いものを頼むと,簡単に7万円くらいいってしまうでしょう。私は好きなワインの品種は決まっていて,それは家で買えば2000円以内で手に入りますし,ホテルとかレストランで最も高く出すところでも10000円以内におさまるので,なんとか手が出ます。
 私の年齢になってくると,同じくらいの年齢の人で中央官庁に行った人は,だいたい幹部クラスです(新聞などで発表されるので,ポジションがわかります)。付き合いが続いている人はいませんが,声をかければ会えるかもしれません。もちろん接待ではなく,友人としてということですが,そうなったとき,接待慣れしている友人をどこに連れて行こうか,場所の設定に困ってしまうでしょうね。

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