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2021年2月19日 (金)

「しっかり」

 前にも一度書いたことがあるのですが,政治家の言葉のなかの「しっかり」が気になります。「しっかりやる」ということを,菅首相を始め,多くの大臣がつかうのですが,「しっかり」の具体的な内容がはっきりしていないので,ごまかされている感じがします。コロナ感染対策を「しっかり」やると言われても,何も響いてきません。このような無内容の発言があまりにも多いです。もちろん,野党が首相に「しっかりしろ」と言うのはOKです。河野大臣が,ワクチンに関する情報を,しっかり正確に伝える,と言ったときの「しっかり」もOKです。しかし,政府与党の場合,何をするかわからない「しっかり」がほとんどなのです。私たちは「しっかり」を除いたあとの発言をみて,その評価をしなければなりません。ほんとうはメディアが,「しっかり」の内容を問い詰めるべきなのですが。
 ところでワクチンですが,安全性を強調する報道が相次いでいます。厚生労働省のHPにも安全性と有効性について少し出ていましたが,国民に本気になって説明しようとする意欲は感じられないですね。それに,厚生労働省の言うことだけでは,おそらく誰も信じないでしょう(部署は違うでしょうが,統計不正をやったという記憶はなかなか消えませんし)。副反応について,審議会の議事録が掲載されていましたが,これも専門的すぎてよくわかりません。ただ,私が信頼している医師などの専門家が発信している内容をみると,今回は信用してよさそうです。いまや国民は,政府の発信ではなく,誰か信用できる専門家をみつけて,その人のSNSでの発信をチェックして判断していくという時代なのでしょうね(どの専門家を信用するかが重要なのですが,そこは自分の目利き力を高めるしかありませんね)。
 ところで,私にはいつワクチンが回ってくるのでしょうかね。1瓶から日本の注射針は5回分しかとれないとかいうのは,事前にわかっていなかったのでしょうか(日本で普通に使われている注射針では,液を捨てる部分が出てくるから,1本あたりで余分に液を注入しなければならないということのようですが)。回数ではなく,瓶で契約をしていると,回数が6分の5になるので,それだけ国民に行き渡るのが遅くなるでしょうね。今日は,先行して注射する医療従事者が想定より多かったという報道もありました。なんだか頼りない話が続いていますね。そういえば1年程前,菅首相が官房長官時代に,マスク不足のときに,たしか1週間後にはマスク不足は解消すると説明しておきながら,結局,全然解消せず,最後は政府から全く使いものにならないアベノマスクを押しつけられ,それをつけていたら馬鹿にされるという悲惨なことが起きましたね。あれ以来,コロナに関して,政府の楽観的な話は信じないようにしています。政府は正しい情報を迅速にわかりやすく「しっかり」伝え続けて,私たちの信頼を回復してほしいです。

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