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2020年9月17日 (木)

業績の電子化

 在宅生活が続くなか,何かを書くときに困るのは,電子化されていない文献の収集です。何かの文献に引用されていて読みたいと思っても,電子化されていないものであれば,インターネット経由で入手できないので困ります。私は,コロナ中でも,月に1~2度は大学に行って,図書館で所蔵されている文献を,一挙にまとめて調べるということをしているのですが,できれば自宅でできれば有り難いですよね。そういう自分も,自分の書いたものがすべて電子化されているわけではなく,もちろん電子化する価値があるわけでもないのですが,今後は出版機会があればですが,電子書籍としても出すことになるでしょうし,ゆくゆくは電子オンリーとなると思います。
 今後は,デジタル化されていない文献は,存在していないものとされてしまうかもしれません。歴史を研究しているならさておき,そうでなければ,アクセシビリティの低い文献が無視されることは,これまでも行われてきたからです。どうしても読んでもらいたい文献は自分でPDF化して,(出版社の許可を得る必要があるかもしれませんが)自分のSNSやHPにアップするということになるかもしれません。そうなると引用方法も変わってくるでしょう。
 さらに進んでいくと,自分で勝手にHPにアップして業績として主張する人も出てくるかもしれません。こうなると,きちんとしたレビューが必要となるでしょう。季刊労働法でやっていた第3期文献研究は開店休業状態ですが,文献について専門家がこれこそが読むべきものだと精選して情報発信していくことの重要性は,今後ますます高まるでしょう。その点では,日本労働研究雑誌の学界展望も重要なのですが,誰が担当するかが難しいですね。

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