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2019年4月 8日 (月)

名刺交換はやめませんか

 社会人になると名刺交換が大切なようですね。4月に入社した新入社員もそういうことを教わっているのでしょう。でも私は名刺交換が嫌いで,ついに名刺をもつことを止めました。営業などで自分が何者であるか示すときとか,自分の名前を売り込まなければならないときとか,そういうときには,名刺が必要なのでしょう。しかし,私は狭い社会に生きていて,あまり新しい人と会うことはないですし,会うときは,少なくとも先方は私のことをすでに知っていることが多いので,あまり私のほうから名刺を出す必要があることはないのです。困るのは,相手が名刺を出してきたとき,こちらに交換するものがなければ失礼ではないのか,ということです。私の言い分は,あなたの名刺は要らないので,私の名刺がなくても許してね,というものです。
 日本では,初対面のときには,名刺を交換するのは当然のようになっています。いつ頃からそうなったのでしょうか。ペーパーレスの時代なので,名刺はなしにしませんかね。私は名刺をもたないことにしたので,名刺交換はできないことを,あらかじめお断りしますが,いちいち言わなければならないので,とても面倒です。名刺を交換しますか,と聞いてほしいですね。初対面のときは名刺交換という慣習は止めにしましょう。なお私の場合には,どうしても私の名刺が必要という方には,名刺をいただければ,そのメールアドレスに,電子名刺をお送りします。
 そもそも名刺交換は,アナログ的な仕事の仕方をしているから可能なものです。テレワークをしている人は,名刺を直接渡す機会がないはずです。東京での会議で,オンライン会議にしか出席したことがなかったときは,会議の参加者との名刺交換はもちろんありませんでした。日本法令のビジネスガイドの原稿をずっと担当してくれている編集者の方とは直接会ったこともありませんし,もちろん名刺も交換していません。でも仕事に何も支障はありません。
 そんな私も,大学のロゴとかが入っていない職業に関係のない私的な名刺は作ろうかなと思ったりもします。気に入った店に自分のことを覚えてもらうために渡すことが目的です。やっぱり自分を売り込むときには名刺が必要と言うことですね。でも,いまならラインの友達になることとかで,名刺代わりになるので,やっぱり名刺は要らないかもしれません。
 私の名刺をもっている人は,もし私が有名人になれば価値が出るかもしれませんよ。そういえば大学院生のころ,菅野和夫先生に頼まれて何かの仕事をしたときに,先方に見せるために,先生の名刺をいただくことがあったので,後生大事にもっています(もしかしたら先生に返還すべきだったのかもしれないのですが)。院生が自分の指導教員の名刺をもらうということは,普通はないので,私には貴重なものです。
 そう考えると,名刺も悪くないかもしれません。でも,私は名刺を復活させるつもりはありませんが。

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