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2019年3月24日 (日)

残念な神戸

 私が神戸生まれだと書いているのを知った父はぽつりと「そうだったっけ?」と言ったのには驚きました。私にはもちろん記憶はないので,「2歳までは神戸にいただろう」と父に確認すると,そりゃそうだけれどと言いながら,なお釈然としない様子。まあ父としてみれば,宝塚市で約6年間,その後はつい数年前までずっと西宮にいたので,息子の出身地としても神戸という部分は欠落していたのでしょう。でも,川上麻衣子が1歳までしか住んでいないスウェーデンの生まれって言っているのですから,2歳までいた私が神戸生まれといっていいでしょう。まあ,いま父が住んでいる芦屋と合わせて,神芦西宝(造語ですが,「しんろせいほう」と読んでください)の出身とでもしておきましょうか。

 そんなことはさておき,自分の老後は,神戸に拠点を据えて生きていきたいと思っているのですが,それを真剣に考え始めると,不安も出てきます。この沈滞気味の神戸にほんとうに居続けてよいのかという不安です。
 不安の内容はさまざまです。最近の神戸市の職員の組合専従などからもわかるように,税金がきちんと使われているのか大いに不安です(税金の一部を他の自治体にふるさと納税しているので,偉そうなことは言えないのですが)。さらに気になるのは,神戸には華がないことです。神戸というとおしゃれなイメージはあるようですが,神戸はそのもつ潜在的な魅力を十分に発揮できていません。ぱっと思いつくだけでも,空港はしょぼいし,三宮駅近辺もガチャガチャしていて猥雑(新開発中)。やくざ屋さんの本拠地もある(近隣住民とは仲良くやっているようですが)。

 南をみると,石炭火力発電所の煙突から白煙が出ています。某大企業の煙突です。環境に影響がないということですが,これがあるかぎり,神戸はクリーンな町というイメージから遠いままでしょう。しかも,さらに2基建設されるということで,いま大きな問題となっています。この時代に石炭火力発電か,という素朴な疑問を禁じ得ません。建設推進派にも,言い分はあるでしょうが,せっかく地震から復興して輝く未来を模索しようとしているのに,残念です。電力問題の利害関係者は,私たちの子孫であることをよく考えておかなければなりません。子孫たちの代弁者として,いま私たちにとって何が賢明な選択なのか,英知を結集して考えていく必要があります。

 神戸ワインも,頑張っているようですが,まだレベルが低いです。神戸ビーフは世界的に名が通っています。昨年,欧州に行ったときも,どこに行っても,神戸ビーフの知名度は高く,驚きでした。外国から来た客に但馬牛を食べさせると,みんな大喜びでしたが,ワインがそれについてきていないのです。昨年の国際セミナーの後の懇親会で,せっかくだから神戸のワインをと思って自腹で買って持ち込んだのですが,ほとんど手がつけられず,そのまま持って帰るはめになったショックから立ち直れていません。

 昨年から個人的には日本のワインを,できるだけ飲むように心がけています。クオリティが上がっているので,生産者を応援したいからです。大分の安心院ワイン,山梨の甲州ワインなど,なかなかのものです。ただ,そのリストのなかに神戸ワインはまだ入っていません。口に入れるものですから,気に入らないものは選びません。気に入れば,多少高くても日本のものなら選ぼう,と思っているのですが。ちなみにヴィッセル神戸に来てくれたイニエスタの所有する製造所のワインも,まだ飲んでいないのですが,プロのソムリエの間での評判は悪いです(ごめんなさい)。あまりにも評判が悪いので,まだ口に入れていません。でも飲まなければ批評もできないので,いつかグラスで飲めるチャンスがあれば,チャレンジしてみようと思っています。

 神戸を盛り上げるために何ができるか。市はあんまり頼りになりそうにありません。だから,勝手連的に,神戸で頑張っている人たちと連携して,いろいろアイデアを出していければなあと思っています。

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